このたび、昨年設立しました日本婦人科ロボット手術研究会を日本婦人科ロボット手術学会(Japan Society of Gynecologic Robotic Surgery)に会の名前を変更いたしました。
ご存知の様に2018年4月より、ロボット支援下手術として新設された腹腔鏡下膣式子宮全摘術(内視鏡手術用支援機器を用いる場合)、 腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術(子宮体がんに対して内視鏡手術用支援機器を用いる場合)の施設基準が厚生労働省より公示されました。 また、腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術が子宮頸がんに適用されたことに伴い、施設基準に変更がありました。この様な背景に伴い本会としまして関係学会と各種対策が急がれております。
本会の大半の会員はロボット手術経験者であることから、関係学会との橋渡しあるいは実働部隊としての対応が求められており、 今後活動をより活発化させる事を目的に学会とさせていただきました。
今後急速にロボット手術が普及して行くことが予想されますが、本学会としては患者様方への医療安全を最も優先させた上で、 婦人科ロボット手術に関わられる産婦人科医師の皆様の活発な意見交換や国外の医師との連携、 ロボット手術をsubspecialtyとして希望する若手医師に対する包括的教育の提供を目指して活動を活発化させて参ります。